2019年6月3日月曜日

富士講碑ー敷島町安寺

甲斐市敷島町安寺
35.752922, 138.531123

祭神:須佐之男

八雲神社又は安寺勝山神社と呼ばれる。延暦2年5月修座

境内に山岳信仰の石碑あり。富士信仰や那賀都神社、大山津見、弥三郎、三峰を祀っている。
中でも富士信仰の石碑は安政3年(1856)の建立で、笠印部分が太陽に雲が棚引く神仏習合な冨士仙元大菩薩の表現は明治時代以前の表現であることが明白だ。
一方、明治44年10月建立の石碑には3神が刻まれている。右から那賀都神社、大山津見命、そして弥三郎権現がある。
弥三郎権現は、昇仙峡の羅漢寺山の最高峰弥三郎岳でロープウェイ山頂より徒歩10分(海抜1058メートル)にある。
この弥三郎岳は、天正時代紀元1500年代武田家に仕えた酒造りの名人、大酒飲みの弥三郎の名に由来し、ある日突然、大岩穴より天狗になって消えてしまったという伝説から、今日もなお酒の神様として造り酒屋、民話伝説愛好者達の厚い信仰を集めている。







富士講碑