山梨の富士信仰
山梨県内にある富士信仰の史跡を紹介しています。特に富士吉田市以外の国中を重点に、文献などに紹介されない眠っている史跡を掘り起こして先祖の生き様を想像できればと願っています。
2019年7月7日日曜日
富士講碑―市川三郷町大塚(熊野神社南)
市川三郷町大塚
35.569215, 138.538573
市川三郷町大塚にある熊野神社南の道路脇にこの富士講碑は建立されている。
上部の講紋は大我講であるが、碑文を読むと大我講と丸仙講を合わせて大櫻講として大塚(地元)で活動する記念だとある。
大我講は富士講の扶桑教(身禄派)の一派である第15分社の大規模な丸仙講から地元の市川大門村の大寄友右衛門によって分派された。また、大櫻講の大櫻とは
桜峠
にある桜の木や木之花咲耶姫命を意識していそうだ。(木之花=桜)
富士講碑―桜峠
市川三郷町大塚 桜峠
35.555760,138.533365
尾根の上に4基の石造物がある。石祠1基と石碑3基だ。かつて桜峠は桜の名所として地元では有名だったが、今はハイキングであっても訪れる人々は少ない。
向かって左端には平成六年の植樹記念碑。講紋は大我講
大我講の講紋ながらも丸高講と左下にある。
明治二九年三月建立
石祠の右は、丸仙講の講紋。
左に扶桑教丸仙社中
下部には地元の大塚講中
桜峠は赤色★マーク
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