2019年7月16日火曜日

浅間塚―甲州市塩山下萩原

甲州市塩山下萩原
35.702084, 138.746895

専門家によると浅間塚(あさまづか)と呼ぶらしい。現在は浅間塚公園として整備されている。しかし、石積みなど原型を変形させて整備されていることに些か疑問は残る。
1935年の「甲斐志料集成」によると底周囲61m、高さ5m、頂部径5mで県内ではベスト5に入る規模だ。また、1974年に農道整備よって一部が道路用地となったが、同時に掘削調査をすると和鏡一面を発見した。つまりは、古墳流用型の富士塚であることが解った。この時の調査で、頂部にあった石碑2基は塚の麓に移動されたままで、平成22年の公園整備の折に元の頂部に戻されたが古写真と比べると左右逆転している。学識経験者各位に「しっかりしてくれ!」と声を掛けたい気分だ。
ちなみに、この地から富士山を遥拝することはできない。





甲斐志料集成12より転写


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